<追記>感じない男 ロリコンの目に映るもの
美しい少女の国の王として
永遠に暮らしたい
全ての賞賛と
絶え間ない快楽に溺れて
何もこれはロリコンに限らない。
何ひとつ否定されない楽園への憧れは誰にでも存在する。
しかし、男は少女にその楽園を見る。
なぜ少女でなければならないのか?
その事を解き明かすのにはTVショーよろしく…
…といった具合では不十分と言わざるを得ない。
非道いものでは「異常」の一言で済まして
「けしからん!」と言うだけである。
そりゃあ言ってる本人は気持ちがいいかもしれないが
まったく何も明らかになっていない。
ともあれ
何かが一つの形を成すのには幾つかの要因が重なっていると考えるのが自然ではないだろうか。
私はまず前提として男の欲望をみつめなければ始まらないと思った。
これが一つ目の要素。
① 報われぬ男の欲望と妄想
性的欲望に限らず満たされぬのを「妄想」で補うのはよくある
「妄想」ならばあらゆる身勝手と我が儘が許される。
美男美女も地位も名誉も関係ない。
「妄想」は自分が神になることだからだ。
女は白馬の王子とのロマンスを…
男は純白の姫君との逢瀬を夢想する…
そしていつしか
男も女も現実の中に欲望を満たすことを覚え
「妄想」というオモチャのことなど忘れてしまう…
長いこと妄想と戯れるうちに
玩具であったはずの「妄想」を体の一部としていく者もいる。
それとも自分が「妄想」の一部と化したのだろうか。
彼は目の前にあるものをそのまま見はしない。
自分好みに見る。
その彼の「妄想と欲望」が対象を求めるとき。
引き寄せられるようにして至るのは
何よりも「たやすい」とみる対象である。
「妄想」は身勝手と我が儘のはけ口を求める
それが要素の二つ目。
② か弱い女=少女
①は②をあなどり、②は①にあなどられる事で誘引するように働いてしまう。
ロリコンには大前提として、この①と②の関係性があるとするのが私の見立てです。
さて、この関係性から生じる熱に対して
その熱をさらに誘発するガソリンのような要素③と④が別にあるのですが・・・またそのうちに・・・