<上下関係>上からの眺め
あいつさえいなければ
自由に空を飛べるのに
上は下をみて思う。
あの無能め
言った通り何故やらん
下は上をみて思う。
あの馬鹿が
何故聞き入れようとしない
こんな場面。あなたが部外者で
立場上 ”高みの見物” と決め込んでいられるのなら
「どっちもどっち」
と呟いて「ハイおしまい」も手の一つですが
”対岸の火事” ほどの見物もそうそう無ければ
自分とは無関係に繰り広げられる死闘は
極上のエンターテイメントでありますので
ポテトチップスと炭酸飲料のお供にしては
いかがでしょうか。
それはさておき
先きにあげた「上様」と「下様」は険悪なご様子ですが
実はこころを同じくする者同士です。
何も一見喧嘩しているようでいて
ホントはお手々繋いで一緒に帰っていると言うのでは
ありません。
お互い「意のままにしたい」
という点で実に気が合うのです。
こういった手合いには
まったくもって関わり合わないのが
信条でも、そこは乗りかかった船と考えて
この際「相手を自分好みに書き換えたい」
という願望の一番たくましい例を考えてみるのも
おもしろかろうと思います。